2010-08-16

これからの「正義」の話をしよう

なかなか歯に絹着せぬ良書でした。
本屋で平積みされている、どこかで聞いたような話をつらつらと並べる新書とは大違いです。

たとえば、
あなたはイラクに斥候隊の隊長として潜伏しています
ある村で、非武装村民の一団が命乞いしてきました。その一団はアルカイダに所属していることをあなたは知っています。
あなたはその一団を逃がしますか?

これは実話で続きがあります。
この隊長はこのとき実際に村民を逃がしました。
その結果・・・この隊は待ち伏せを受け、隊長を残して全滅してしまいました。
では、非武装村民をその場で一人残らず殺せば良かったのでしょうか?

この話に正解はありません。
答えは各々考えてみてください。
ヘーゲルの弁証法的に延々真理をもとめてさまようと思います。
あなたは功利主義に走るか、自由主義に走るかです。
ちなみに僕なら、その場で作戦を立て直し、隊の1/3を見張りに残す 
はい、日本人的功利主義ですね。
親がアメリカからのショックドクトリンを受けた世代だからでしょうね

そのせいか最近の日本人は、正義という言葉に対して禍々しいイメージを抱くようになってしまいましたが、この本を読むと正義=Justiceという言語変換に一抹の疑問を抱くと思います。
それもそのはず、古代ローマでは正義=強いこと、富んでいること 悪=弱いこと、貧しいこととしてとらえられ、彼らが抱くJusticeはそれが語源になっているのですから。


まとめノートを作ったので興味のある人はダウンロードしてみてください。
ただし、フォーマットを決めずに作り出したので最初の方と最後の方でフォーマットがまちまちです。

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